【不動産投資】新築区分マンションを購入すべき人は?

こんにちは、Marriage and FPの栗本です。

今回は、不動産投資。

FPが不動産投資を話すと、否定的な意見の人も多いです。

私自身は、不動産投資家ですので、不動産投資については理解が深いほうのFP。

むしろFPに詳しい不動産投資家だと思います。

現在は、愛知・岐阜を中心にアパートを7棟45部屋保有しています。

この件については、別途、またすこしずつ詳細を記載していきます。

 

今回は、『新築区分マンション』への投資について。

たまに、職場に電話掛かってきたり、品川の駅歩いていると、アンケートでーす。と言って、老後の資産形成に興味ありませんか?的な勧誘に出会ったりします。

『新築区分マンション』とは、、、

大きな1棟物のマンションを一人で購入すると、10億とか、それ以上のお金が掛かります。その規模だと、不動産投資家というよりも『ディベロッパー』みたいなイメージ。

その1棟マンションの1部屋を購入する。この一部屋に区切って販売するので、区分。といいます。

新築はその名の通り、新築。誰も入居のない部屋。

要するに、『ディベロッパー的な会社が作った一棟マンションの一部屋』が、

『新築区分マンション』

それに、投資するのが、最近流行ってます。

投資なので、自分で住むのではなく、人に貸します。

流れとしては…

マンションの1部屋を購入

人に貸す。

家賃を得る。

ローンを返す。

手残りがない。

fp-castana.com/2019/10/28/

こちらの記事を参照。

こんなのは、正直、投資する対象に値しないので、おすすめしませんよ!

と記事ではお伝えしました。

 

では、どんな人が新築区分マンションへの投資に向いているか。。。

 

ズバリ・・・『富裕層の相続対策』 でしょうか。

例えば、金融資産3億ある、おばあちゃんに、法定相続人が5人います。

 

1)銀行から、3億借りる。 (合計6億)

2)借りた3億で、新築区分マンションを10部屋購入 (3000万円×10部屋)

3)おばあちゃん死ぬ。

4)相続発生

5)法定相続人5人に対し、2部屋ずつ分配する。

そうなると・・

4)の相続発生時に、威力を発揮。

3000万円の区分マンション1部屋の相続財産は、1000万円程度だと思います。

1000万円×10=1億円の評価額。

ですので、おばあちゃんの相続財産=4億円。

一方で、マイナスの相続財産=3億円(借金)

 

よって、おばあちゃんの財産は、4億円ー3億円=1億円

6人いるおばあちゃんは、相続税の非課税枠が、3000万円+600万円×5人=6000万円。

1億円‐6000万円=4000万円。 一人当たり、800万円に対し、相続税率が掛けられます。

資産も、相続人がそれぞれ2部屋ずつ貰っているので、揉める可能性は少ないし、収益が悪ければ、売却も検討可能。

(最近、タワマン節税と言われたスキームが厳しくなったので、売却タイミングは要検討)

 

とっても簡単に書いているので、分からないかもしれませんが、要するに、『相続税対策』です。

 

一般のサラリーマンがやってる、『所得税の節税対策』は、この新築区分マンションでは、全然効果を発揮しません。

ですので、もし、僕が、新築区分マンションを勧めるのであれば、富裕層で相続税対策や分割対策をする上での一つの解決策として。

 

ということになると思います。

 

『新築区分マンション』への投資は、不動産投資を始める第一歩とはなりませんので、お気をつけて。

 

この記事を書いた人

栗本やすひろ
栗本やすひろ
名古屋を中心に、「出会いから老後まで安心できる婚活をサポートします!」をモットーに、結婚相談所とファイナンシャルプランニング事務所を運営しています。
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