結婚相手は「点」ではなく「線」で見てほしい。
結婚相談所で婚活をするとき、最初に目にするのがお相手のプロフィールです。
年齢、学歴、職業、年収、身長、趣味、家族構成。
結婚相手を探すうえで、どれも参考になる大切な情報だと思います。
特に結婚相談所では、実際に会う前にプロフィールを見て、お見合いを申し込むかどうかを判断します。
だからこそ、どうしても条件が先に目に入ります。
でも、僕はいつも思うことがあります。
プロフィールに書かれているのは、その人の人生の「今」という一点にすぎない。
結婚相手を選ぶときには、その人の人生を「点」ではなく「線」で見てほしいのです。
そして、もう一つ。
自分自身もまた、その「点」で判断されているという現実を知っておいてほしいと思っています。
今日は、僕自身の経験も交えて、その話をしたいと思います。
26歳の僕は、いわゆる「三高」だった
僕は26歳で結婚しました。
当時は国立大学を卒業し、総合商社に勤務。身長も180cmを超えていたので、いわゆる「高学歴・高収入・高身長」の三高でした。
こう書くと自慢話に聞こえるかもしれませんが、今回お伝えしたいのは、むしろその逆です。
妻とは会社の同期だったので、僕の肩書を特別意識していたわけではないと思います。
ただ、妻の周囲にも高学歴・高収入の男性が多い環境でしたから、それが当たり前の感覚になっていた部分はあるかもしれません。
その後、僕は総合商社を退職し、生命保険会社への転職を経て、30代で独立しました。
現在は結婚相談所を運営しながら、いくつかの事業に携わっています。
40代になった今、26歳の頃とは職業も働き方も、生活のスタイルも大きく変わりました。
会社員時代と違って、収入も毎年安定しているわけではありません。
もし妻が当時の僕の勤務先や年収だけを見て結婚を決めていたとしたら、今頃「こんなはずじゃなかった」と思っているかもしれません(笑)。
でも、僕自身は、26歳の頃よりも今の方が、人生について深く考えられるようになったと思っています。
転職も独立も経験し、仕事でうまくいったことも、思うようにいかなかったこともありました。
4人の子どもの父親になり、家族を持つことの喜びや大変さも知りました。
26歳の頃にはなかった経験や価値観が、今の僕にはあります。
それでも、プロフィールの条件だけで比べれば、26歳の僕の方が魅力的に映るかもしれません。
同じ僕なのに、婚活市場での評価は変わる
ここで、少し不思議に思うことがあります。
26歳の僕も、42歳の僕も、基本的には同じ人間です。
もちろん、16年間で考え方も経験も変わりました。人間としては、少し成長したと思いたいところです(笑)。
でも、仮に今の僕が独身で結婚相談所に入会したとしたら、26歳の頃よりもずっと婚活に苦労する気がします。
かつての勤務先という肩書はなく、収入も会社員時代ほど安定していません。
学歴や身長は変わっていませんが、それだけで結婚相手として選んでもらえるとは思えません。
一方で、今の僕が26歳の頃より、人間として魅力がなくなったのかといえば、そうは思っていません。
家族や仕事を通じて、むしろ人として成長した部分もあるはずです。
それでも、婚活市場では、年齢や職業、年収といった条件によって評価が変わります。
これは、結婚相談所を運営しているからこそ感じる現実でもあります。
もちろん、40代で独立していても、素敵な結婚をしている人はたくさんいます。
ただ、同じ人間でも、プロフィールに書かれた条件が変われば、出会える相手やお見合いの機会が変わることはあるのです。
プロフィールの評価と、その人自身の魅力は、必ずしも一致しない。
僕はそう思っています。
結婚相手は、今の年収や職業だけで判断しないでほしい
婚活では、年収や職業を重視する人も少なくありません。
それ自体が悪いことだとは思いません。
結婚は生活でもありますから、経済的な安定を求めるのは自然なことです。
ただ、今の年収が高いからといって、10年後、20年後も同じとは限りません。
反対に、今はそれほど年収が高くなくても、これから仕事で成長していく人もいるでしょう。
大企業に勤めているから絶対に安心というわけでもなければ、転職や独立を経験しているから不安定だと決めつけることもできません。
大切なのは、今の数字だけでは見えない部分です。
例えば、仕事にどんな姿勢で向き合っているのか。
うまくいかないときに、どう考え、どう行動する人なのか。
家族や友人と、どんな関係を築いてきたのか。
人生の節目で、何を大切にして選択してきたのか。
そうした部分に、その人の本当の魅力や強さが表れることもあると思います。
その人がこれまでどう生きてきたかを知ることは、これからどう生きていく人なのかを考えるヒントになります。
だからこそ、結婚相手を選ぶときには、プロフィールという「点」だけではなく、その人が歩んできた「線」にも目を向けてほしいのです。
でも、30代男性には「今」を大切にしてほしい
ここまで、結婚相手は「点」ではなく「線」で見てほしいとお伝えしてきました。
ただ、結婚相談所を運営する立場として、30代男性にはもう一つ伝えたいことがあります。
もし将来結婚したいと思っているなら、今の仕事や生活が安定しているうちに、婚活を始めてほしい。
少し矛盾しているように聞こえるかもしれません。
でも、これが婚活の現実でもあります。
結婚相談所では、経済的な安定を重視する女性が少なくありません。
安定した職業や収入は、お見合いの段階で相手に安心感を与える一つの要素になります。
もちろん、それだけで結婚が決まるわけではありません。
人柄や価値観、相性も大切です。
ただ、今のあなたが持っている安定した職業や収入は、婚活において一つの強みになることがあります。
僕自身、26歳で結婚していなかったら、42歳の今、どんな婚活をしていたのだろうと考えることがあります。
きっと、当時よりも苦労していたと思います。
今の僕が、26歳の僕より人間として劣っているからではありません。
婚活では、相手のことを深く知る前に、プロフィールの条件で判断される場面があるからです。
だから、結婚したいと思っているのに、あえて何年も先延ばしにする必要はないと思うのです。
今の会社にずっと勤めるつもりがなくても構いません。
将来、転職するかもしれない。独立するかもしれない。
それでも、今のあなたが持っている条件を生かして婚活を始めることは、決して悪いことではありません。
そして、結婚してから、二人でこれからの人生を考えていけばよいのです。
結婚生活は、何十年も続く「線」
結婚生活は、10年、20年、30年と続いていきます。
その間には、きっといろいろなことが起こります。
転職や転勤、出産や子育て、親の介護、自分自身の体調の変化。
今は想像していない出来事もあるでしょう。
そんなときに大切になるのは、結婚した時点での年収や肩書だけではないはずです。
環境が変わったときに、お互いを支え合えるか。
考え方が違ったときに、きちんと話し合えるか。
どちらかが苦しいときに、一緒に乗り越えようと思えるか。
結婚生活の幸せを左右するのは、むしろそうした部分なのではないでしょうか。
僕は以前のブログで、「100%理想の人を探すのではなく、100%の夫婦を一緒につくっていく」という考え方をお伝えしました。
今回の話も、それにつながっています。
結婚するときに、相手のすべてを理解することはできません。
そして、結婚したときの二人が、そのまま何十年も変わらずにいるわけでもありません。
お互いに年齢を重ね、経験を積み、ときには考え方も変わっていく。
そんな変化を一緒に受け止めながら、夫婦としての関係を育てていくことが大切なのだと思います。
相手を見るときは「線」で。自分の婚活を考えるときは「今」も大切に。
婚活では、相手のプロフィールを見て判断する一方で、自分自身もプロフィールによって判断されています。
相手を見るときには、その人が歩んできた人生と、これからの可能性を大切にしてほしい。
そして、自分自身については、今の条件がずっと続くとは限らないことを知っておいてほしい。
26歳で結婚した僕も、42歳の今の僕も、同じ僕です。
でも、もし今から婚活を始めるなら、26歳の頃とは違った難しさがあると思います。
だからこそ、30代男性には、結婚したいという気持ちがあるなら、今というタイミングを大切にしてほしいのです。
そして、お相手を選ぶときには、今の条件だけで判断せず、その人が歩んできた人生や、これから一緒に歩んでいけるかどうかにも目を向けてほしい。
プロフィールは、その人の今を切り取った「点」。
でも、結婚生活は、これから何十年も続いていく「線」です。
相手を見るときは「線」で。
自分の婚活を考えるときは「今」という点も大切に。
これが、26歳で結婚し、42歳になった今、結婚相談所を運営している僕が伝えたいことです。
Marriage and FPでは、30代男性を中心に、一人ひとりのペースを大切にした婚活をサポートしています。
普段は自由に。困ったときは、いつでも相談。
婚活について気になることがあれば、お気軽にご相談ください。
Marriage and FP
栗本やすひろ
この記事を書いた人

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名古屋を中心に、「出会いから老後まで安心できる婚活をサポートします!」をモットーに、結婚相談所とファイナンシャルプランニング事務所を運営しています。
詳細のプロフィールは以下をご覧下さい。
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