こんにちは、Marriage and FPの栗本です。

 

今日は、不動産投資について。

一般のサラリーマンの方にも人気な不動産投資ですが、

中には、とても怪しい不動産投資もあります。

その中で特にひどいなぁと思った例を一件。

『住宅ローンを使った戸建て賃貸物件への投資』

です。

そもそも住宅ローンは、本人が居住するためのローンであり、そのために金利がとても安く設定されています。

そして、住宅ローンを使った不動産投資が、融資してくれている銀行にバレた場合は、一括返済などを求められる場合がありますので、こちらも要注意です。

そのため、住宅ローンを使って戸建て賃貸の投資を進める不動産投資事業者は、まず『悪徳』不動産と考えて間違いないでしょう。

 

そんな業者から購入した、名古屋市内の郊外の一戸建て。80m2程度の土地に80m2程度の延べ床面積。

土地、建物を自分でコーディネートしようと思ったら2,000万円程度で仕上がる物件。

それを諸経費込みの4,000万円で販売しているとのこと。（想定家賃12万ちょっと。利回り4％程度）

住宅ローン金利が0.7％程度とは言え…非常に厳しい物件だと感じました。

そして、購入後は、サブリースで家賃保証があるとのこと。

（なんと、僕が聞いた物件は、新築から2年間、一度も入居がないが、家賃保証されているとのこと）

 

不動産業者としては、4000万円で販売することで1000万強の粗利が出ます。その中でサブリースの費用を賄えてしまっているのだと思います。

そして、その業者は新たなサラリーマンを狙って、不動産を購入してくれる人を探す…。

 

こんなことが当たり前のようになされています。

不動産を購入してくれる人がいなくなれば、家賃保証も継続されなくなり、破綻まっしぐら…。

まさに、不動産を使った『ポンジスキーム』だなと感じてしまった…。

（かぼちゃの馬車も同じような感じでしたしね。）

しかもこの物件…

本も出しているそこそこ有名な大家の『オンラインサロン』で知り合った方からの紹介で購入したとのこと。

不動産投資の闇を感じてしまいました。

 

ちなみに4000万円の物件は、売ろうと思っても、3000万円でも売れない気がしますので、しばらく家賃保証の間は保有するしかないという感じ。

 

これから、不動産投資をしたい、検討しているという方、本当にちゃんとした方に相談してくださいね。

不動産投資業界の8、9割は悪徳ですよ（笑）

 

Marriage and FP

栗本やすひろ