あなたの周りの「普通」は、婚活市場の「普通」ではない。

結婚相談所を経営している僕が言うのも少し不思議かもしれませんが、結婚を考えたとき、必ずしも最初から結婚相談所に入る必要はないと思っています。

特に、大手企業に勤めている男性には、まず身近な出会いに目を向けてほしい。

同僚や友人、先輩や後輩。

周囲に独身の女性がいなくても、誰かに紹介をお願いしてみる。

実は、そうした身近な人間関係の中に、よいご縁があるかもしれません。

一方で、結婚相談所で婚活を始めるときには、一つ気をつけてほしいことがあります。

それは、自分の周りにいる人たちを、世の中の「普通」だと思わないこと。

今日は、僕自身の経験も交えながら、そんな話をしたいと思います。

総合商社で働いていた頃の「普通」

僕は大学を卒業して、総合商社に入社しました。

周囲には、難関大学を卒業した人がたくさんいました。

仕事に対する意識も高く、海外で働くことを目指している人も多い。

年収も、同年代の会社員と比べれば恵まれた環境だったと思います。

でも、毎日そんな人たちと一緒に働いていると、それが特別なことだとは感じなくなっていきます。

自分の周りには、似たような学歴や職業の人がいる。

友人も同じような環境で働いている。

そうすると、いつの間にか、その環境が自分にとっての「普通」になります。

もちろん、大手企業に勤めている人がみんな同じ価値観を持っているわけではありません。

ただ、日常的に接している人たちの影響を受けて、自分の基準がつくられていくことはあると思います。

そして、その基準は、必ずしも世の中全体の基準と同じではありません。

僕自身も、会社の同期と結婚しました

僕は26歳のときに結婚しました。

相手は、同じ会社で働いていた女性です。

当時の僕は、国立大学を卒業して総合商社に勤め、身長も180cm以上ありました。

いわゆる「三高」と呼ばれる条件に当てはまっていたと思います。

ただ、妻が僕を選んだ理由が、学歴や勤務先、身長だったとは思っていません。

妻の周りにも、似たような経歴の男性はたくさんいました。

だからこそ、僕の条件が特別に目立っていたわけではなかったと思います。

それよりも、同じ会社という環境の中で、お互いの人柄や考え方を知る機会があったこと。

それが大きかったのではないでしょうか。

仕事への向き合い方や、普段の振る舞い。

プロフィールには書かれていない部分を知ることができる。

これは、職場や友人関係から生まれる出会いの大きな魅力だと思います。

大手企業の男性には、まず紹介をおすすめしたい

こうした経験もあって、僕は大手企業に勤める男性から結婚の相談を受けたら、まず同僚や友人からの紹介を考えてみてほしいと思っています。

大手企業では、仕事を通じてさまざまな人とつながる機会があります。

同僚だけでなく、学生時代の友人や、社外で知り合った人から紹介してもらえる可能性もあります。

紹介であれば、間に入る人が相手の人柄を知っていることもあります。

どんな仕事をしているのか。

どんな性格なのか。

周囲の人とどのように接しているのか。

そうした情報が、出会う前から少し分かることもあるでしょう。

もちろん、職場恋愛には気を遣うこともありますし、身近な人に婚活の話をしたくない人もいると思います。

だから、誰にでも紹介をすすめるわけではありません。

それでも、身近なご縁を探さずに、最初から結婚相談所だけを出会いの場にするのは、少しもったいないと感じることがあります。

結婚相談所に入ることが目的ではなく、自分に合う結婚相手と出会うことが目的なのですから。

「栗本さんくらいの条件なら大丈夫です」

以前、結婚相談所で38歳の女性とお話ししたとき、こんなことを言われたことがあります。

「年収1,000万円以上で、栗本さんくらいの条件なら大丈夫です」

当時の僕は、30代半ば、国立大学卒、元総合商社、身長は180cm以上。(既婚ですが)

そこで、年齢や学歴、身長、年収などの条件を設定して男性会員を検索してみました。

すると、該当する男性は、想像以上に少なかったのです。

そして今回、あらためてIBJで検索してみました。

条件は、30代・大卒以上・身長180cm以上・年収1,000万円以上。

該当する男性は、全国に約100人でした。

今回の検索を通じても、条件をいくつも重ねると出会いの対象が限られることを実感しました。

自分の周りでは珍しくない条件でも、婚活市場では簡単に出会えるとは限らない。

ということです。

100人の男性を、何人の女性が希望するのでしょうか

そして、ここでもう一つ考えてほしいことがあります。

今回の検索で該当した約100人の男性。

この条件の男性を希望する女性は、いったい何人いるのでしょうか。

仮に、1万人の女性が同じような条件の男性を希望していたとします。

単純計算では、男性1人に対して約100人の女性がいることになります。

もちろん、実際に1万人がこの100人に申し込むという意味ではありません。

あくまでも、希望する人が多い場合の例えです。

ただ、婚活では、希望条件に合う男性が見つかっただけでは、お見合いは成立しません。

自分が会いたいと思っても、相手も会いたいと思ってくれるとは限らないからです。

さらに、相手の男性にも希望する年齢や価値観、結婚観があります。

条件に当てはまる100人全員が、自分を結婚相手の候補として考えてくれるわけではありません。

そして、実際に会えたとしても、お互いに相性が合うとは限りません。

希望条件に合う人がいることと、その人と結婚できることは、まったく別の話なのです。

希望条件を重ねるほど、出会いの数は少なくなる

結婚相手に希望条件を持つことは、決して悪いことではありません。

学歴、職業、年収、身長、年齢。

どれも、その人にとって大切な条件かもしれません。

ただ、一つひとつの条件はそれほど厳しくないと思っていても、すべてを満たす人を探すと、対象者は想像以上に少なくなることがあります。

例えば、年収1,000万円以上の男性。

その中から30代に絞る。

さらに大卒以上に絞る。

さらに身長180cm以上に絞る。

こうして条件を重ねていくと、出会える人数はどんどん減っていきます。

もちろん、希望条件をすべて諦める必要はありません。

ただ、自分にとって本当に大切な条件は何なのか。

少し幅を広げてもよい条件はないのか。

一度考えてみることには意味があると思います。

そして、条件を少し広げたことで、これまで出会えなかった人と出会える可能性もあります。

希望条件を広げることは、妥協ではなく、出会いの可能性を増やすこと。

僕はそう考えています。

条件が高いことと、結婚相手として魅力的なことは別

ここで誤解してほしくないことがあります。

僕は、大手企業に勤めている人や、高学歴・高収入の人の方が、結婚相手として優れていると言いたいわけではありません。

学歴や年収は、その人の一つの側面にすぎません。

仕事への向き合い方。

家族や友人を大切にする気持ち。

困ったときに話し合えるかどうか。

一緒にいて自然体でいられるかどうか。

結婚生活では、そうした部分がとても大切になってくると思います。

以前のブログで、僕は「結婚相手は『点』ではなく『線』で見てほしい」という話を書きました。

今回も、それにつながる話です。

今の年収や職業だけでなく、その人がこれまでどう生きてきたのか。

これからどんな人生を歩もうとしているのか。

そうしたところにも目を向けてほしいのです。

結婚相談所だからこそ、できることもある

では、結婚相談所は必要ないのか。

もちろん、そんなことはありません。

身近な環境に出会いがない人もいます。

仕事が忙しく、紹介をお願いする機会がない人もいます。

職場の人間関係と婚活を分けたい人もいるでしょう。

また、友人から紹介された相手が、必ずしも結婚を考えているとは限りません。

その点、結婚相談所には、結婚したいという意思を持って活動している人が集まっています。

普段の生活では出会わないような職業や経歴の人と出会えることもあります。

そして、希望条件が現実的なのか、活動がうまく進まない理由は何なのか。

そうしたことを客観的に考えるために、カウンセラーを頼ることもできます。

僕が結婚相談所を運営しているのも、単に出会いの数を増やすためだけではありません。

一人ひとりが、自分に合った結婚相手と出会うためのサポートをしたいからです。

あなたの「普通」を、一度見直してみませんか

大手企業に勤めている男性には、まず身近な出会いを大切にしてほしい。

そして、結婚相談所で婚活する人には、自分の周りの基準だけで相手を判断しないでほしい。

一見すると、違う話のように聞こえるかもしれません。

でも、僕の中では同じことです。

自分がいる環境を理解して、出会いの可能性を広げてほしい。

ということです。

今いる環境には、思っている以上によい出会いがあるかもしれません。

一方で、普段接している人たちとは違う経歴や価値観を持つ人の中に、自分にとって大切な相手がいるかもしれません。

大切なのは、自分の周りの「普通」にとらわれすぎないこと。

結婚相手を探すうえで、学歴や年収、職業などの条件は参考になります。

でも、最終的に一緒に人生を歩んでいくのは、プロフィールの条件ではなく、一人の人間です。

あなたの周りの「普通」は、婚活市場の「普通」ではない。

そのことを知るだけでも、出会いの見え方は変わってくるのではないでしょうか。


Marriage and FPでは、30代男性を中心に、一人ひとりのペースを大切にした婚活をサポートしています。

普段は自由に。困ったときは、いつでも相談。

結婚相談所への入会を迷っている方も、まずは自分に合った出会い方を一緒に考えてみませんか。

 

Marriage and FP

栗本やすひろ

この記事を書いた人

栗本やすひろ
栗本やすひろ
名古屋を中心に、「出会いから老後まで安心できる婚活をサポートします!」をモットーに、結婚相談所とファイナンシャルプランニング事務所を運営しています。
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